家のメンテナンスをしなければ、家は劣化してきて雨漏りやデザインの美しさが無くなってしまいます。そのため、家のメンテナンスをしなければ、家としての役割や外観が損なわれてしまうことになります。家のメンテナンスでは屋根にも注意しておく必要があります。屋根が劣化してきてしまうと、雨漏りなどの原因になり、家に住むことが難しくなります。屋根をメンテナンスする際にエコグラーニという屋根材があります。今回はエコグラーニについて紹介していきます。

 

■エコグラーニとは

エコグラーニはジンカリウム鋼板と呼ばれる材質に分類されます。ガルバリウム鋼板製の屋根材とほぼ同じ性能となります。エコグラーニの最も大きな特徴としては、表面に天然の石粒がコーティングされていることです。石粒の発色方法は時期タイルやお茶碗と同じとなっています。お茶碗は塗り替えることがないほど発色がしっかりされているので、エコグラーニも同じように長期間塗り替える必要が無いようになっています。大きな色褪せをすることがないので、長期間屋根のデザインを保つことができ、美しさを維持できます。

また、エコグラーニは軽量金属屋根でもあり、素材はガルバリウム鋼板と同質となっています。ガルバリウム鋼板は質量分率で約55%アルミニウムが入っているので、耐久性、耐食性がとても優れています。トタンよりも耐久性が3倍から6倍ほど強いと言われています。

エコグラーニは軽い屋根材として建築基準法で位置付けられているので、屋根の材質でも軽く負担を軽減させることができます。屋根は軽くても耐震性はしっかりとされており、1㎡あたりの重量5.8kgで地震に極めて強い屋根材とされています。石粒の屋根表面となっているので屋根は凸凹していますが、この凸凹が雨音を和らげてくれるので、雨音に敏感な人でも雨音が気にならなくなるほど音を抑えることができます。カバー工法をすることもできるので、屋根の工法としても選択することができます。

基材としても保証は30年とされており、サポート期間も長いので、安心してエコグラニーを利用することができます。このようにしてエコグラーニにはいろいろな良さや特徴があるので、屋根材を選ぶときの１つとして選択することができます。

 

■エコグラーニのデメリットは

エコグラーニは良い点もたくさんありますが、他の屋根とは違うデメリットもあります。まずは、断熱材が無いことです。主な金属屋根材には断熱材が充填されていますが、エコグラーニには断熱材がありません。断熱材は断熱効果を得られる他、遮音性能の向上にも役立つものです。

また、エコグラーニは主に輸入品となっています。日本製では無いので、安心感という部分では日本性ほどでは無いかもしれません。

また、輸入品であるので為替などの影響もあって値段が高騰する可能性があります。その際、工事価格は高騰することもありませんが、不透明な点があることは事実です。エコグラーニが輸入品であるため、工事価格が安定しないというところもあるかもしれませんが、屋根修理でエコグラニーを利用する際は、しっかりと価格の見積もりを取っておくことや工期の期間を確認しておくことが重要になります。このようなデメリットもあります。

 

■エコグラーニの施工の流れ

エコグラーニの施工の流れとして屋根葺き替えを紹介します。

まずは、点検を行います。棟板金が飛散しているのか、屋根材の表面が剥がれているのかなど、いろいろ屋根の状態について点検します。

屋根の劣化の状態を確認すると工事に移っていきます。屋根を解体していき、屋根として劣化している部分は取り除いていきます。

屋根材を解体していくと防水紙が腐食していたり、下地が劣化していることもあるので、劣化して取り替える必要のあるものは、取り替えていきます。その次に野地板の貼り増しを行います。新しい野地板を今までの野地板の上に重ね貼りしていきます。

屋根全体に防水紙を敷いていきます。隙間ができないように端の部分は重なるように敷いていきます。屋根全体に防水紙を敷き詰めたらケラバを加工していきます。ケラバを設置することで水が家の中に侵入してこないようにします。

ここまでできると金属屋根材のエコグラーニを葺いていきます。エコグラーニを設置することができれば、ケラバの部分にも屋根材を据え付けていきます。このような流れでエコグラーニを設置することができます。

 

■まとめ

エコグラーニは屋根材として長期間にデザインを保護することができるので、外観の美しさを長期にわたって保つことができます。また、耐震性や耐久性もあるので、地震による影響を受けにくく劣化もしにくい素材です。輸入品であるので、価格が高騰することがありますが、屋根材の１つとして良い素材だと言えます。エコグラーニを施工して工事を行った横浜市港北区の屋根工事サイトを見つけましたので、是非ご覧の上検討してみてください。